馴染みが少ないけど面白い国!カザフスタンで訪れたい観光名所ランキング
カザフスタンは世界第9位の面積を誇る石油などの天然資源に恵まれた国で、気温差が激しく、乾燥している。イスラム系過激派のイメージがあることからどうしても日本から観光へ行くのに躊躇しがちだ。
しかしこれで足が遠のくのはもったいない。確かに日本よりは治安が良くないが、カザフスタンは政治的に安定しているので是非機会があれば観光に行って欲しいところだ。
そこで今回はカザフスタンでおすすめの観光スポットをランキング形式で紹介する。
ランキング1位 トゥズバイル塩湖
塩湖と聞くとボリビアのウユニ塩湖を思い浮かべるだろうが、ウユニ塩湖よりもスケールが小さい分、自然のままの形が残されているのがトゥズバイル塩湖だ。
もともとこの辺りにはテチス海と呼ばれる海があった。しかし長い年月をかけて大陸が移動して行き、テチス海は内陸に取り残された。そしてどんどん干上がって行き出来上がったのがこのトゥズバイル塩湖だ。
湖の長さは約20km、幅約7m。塩の採掘が産業となっていないので自然のままの白亜の大地の中で遊ぶことができる。運がよければ塩湖の上に水が張ることもある。
ランキング2位 タラス川古戦場
緑あふれる中にゆったりと流れるタラス川がある。地元の人が家畜に水を飲ませたりしているのんびりとした雰囲気の川だが、実は751年にここは世界史上有名なタラス川の戦いがあった所だ。
751年にこのタラス川で中国の唐軍とアッバース朝のイスラム帝国軍が戦った。遊牧民カラクル軍が寝返ってイスラム側についたことでイスラム帝国軍の圧勝となった。この戦いで5万人以上の人が命を落とした。
また、中国で門外不出であった紙の製法が西側諸国に伝わったとされている。
ランキング3位 アイシャ・ビビ廟
見事な彫刻がされたアイシャ・ビビ廟はカラ・ハン王と恋に落ちた商人の娘アイシャ・ビビの廟だ。アイシャは愛しい王との恋愛を父に反対されたため、乳母を連れてタラス川で王を待つ。
しかし王を待っている間にアイシャは毒蛇に噛まれて瀕死の状態に。駆けつけた王は瀕死のアイシャを抱えて結婚式を行い、彼女以外に妃を持たないこと、立派な廟を立てることを約束した。
こうやって建てられたのが王妃となったアイシャの廟で、ランキング2位でご紹介したタラス川の古戦場とともにカザフスタンの観光名所となっている。
イメージアップ
核軍縮で評価の高いナザルバエフ大統領はカザフスタンのイメージアップを図り、観光に力を入れている。私たち日本人にとって馴染みのない国だが行ってみると新たな発見ができる素晴らしい国であろう。