辛い、落ち込む必要があるならこれを見ろ【ミスト(THE MIST)】
落ち込む必要がないなら、この映画を見てはいけない「ミスト」監督のフランク・ダラボンはあの映画好きから一般人まで好評価の『ショーシャンクの空に』を作った監督である。
ミストってどんな映画?
監督が有名
監督はあの有名な『ショーシャンクの空に』でデビューしたフランク・ダラボンだ。『ショーシャンクの空に』はめちゃくちゃスッキリするハッピーエンドの映画だった。
監督のダラボンは「とてもダイレクトで、マッスラーな映画を作りたかった」として、小説とは違う結末を盛り込んだのである。
小説の原作者のキングは「この結末は衝撃。恐ろしい。だがホラー映画を見に行く人々は必ずしもポリアンナ・エンディングを望んでいるわけではない」と述べたそうだ。
展開が読めないハラハラさせるストーリー
最初は原因不明の霧の覆われ、よくわからない状態で外に出ると危険という。曖昧な状態から始まり、徐々に霧の中の正体がわかり、登場人物の様々な異常事態の行動を観察できる。
全く先が読めない。そしてあのオリジナルのバッドエンドである。もはやネタバレだが、このバッドエンドがどんなものか想像はできないと思う。
一番怖いのは結局人間
心霊スポットに行く時もそうだが、何が怖いかって、野生動物や、その辺のヤンキーである。実害の及ぶものが怖いのだ。
ミストでは一応スーパーマーケットは安全であり、食料などもあり、そこでは何が怖いかというとそう、人間である。
異常事態に心が病み、わけわからん宗教信者になってしまったり、集団心理で異常行動も異常と思わなくなってしまうのだ。
そこに常識はもう存在しない。
まとめ、絶望を感じたいならお勧め
あまり映画を観るほうではないが、映画を見ると感情移入し、精神的にだいぶ影響を受けるのだが、この映画は自分のような人は見ないほうが賢明である。
もう終わった後の感想は「うわああああああ」である。主人公もウワーーーって言っていたが、うわあああ。
なんとも嫌なのが、最後の5分くらいで最後のオチがわかってしまう事だ。しかし、そこでわかったところでもう逃げ場はない。
そして、想像していた最悪のオチを最後まで見てしまうのだ。
絶望したいならお勧めの映画だ。