ぼくの息抜き

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観光ランキング~歴史的意義が深く美しいウズベキスタンの建造物

ウズベキスタンはソビエト共和国から独立した中央アジアの国である。かつてはシルクロードの通商路が通り、歴史的価値のある建物や遺跡が多数ある。歴史的価値の高いウズベキスタンの観光スポットをランキング形式で紹介する。

1位 サマルカンドのモスク

青の都とも呼ばれるサマルカンドは空まで青い。伝統的な青タイルには、緑がかった薄い青から濃紺までさまざまな色があり、モスクの中と外を美しく飾っている。

 

サマルカンドの街は紀元前からシルクロードの拠点都市として栄えてきたが、13世紀にチンギスハーンの侵攻を受けて街は壊滅した。1370年にイスラムの支配者ティムールはレギスタン広場を起点にサマルカンドの再建を始める。

 

レギスタン広場には大量の金と青タイルで飾られた壮麗なモスクがあり、イスラム建築には珍しく虎のリレーフが付いている。

 

サマルカンドの街から少し外れたアフラシャブの丘にあるシャーヒズィンダ廟群も見逃せない。さまざまなブルーのタイルによる細かな装飾が各霊廟ごとに施されており、サマルカンドの青を満喫できる観光スポットだ。

2位 首都タシケントの国立ナポイ劇場

第二次世界大戦後、ソ連の捕虜となった日本兵が建てた劇場。1966年のタシケント大地震では市内のほとんどの建物が倒壊する被害を受けたが、ナポイ劇場だけはほとんど被害がなかった。

 

ナポイ劇場は、白と優しいベージュ色のレンガが美しい地下1階、地上3階建ての壮麗なオペラハウスで、、床や天井、壁に至るまで美しく装飾されている。

 

カリモフ大統領は、1996年ナポイ劇場のプレートを日本人抑留者の功績を称えるものと付け替えさせた。プレートには日本語での表記もある。

 

タシケントには、地元のジャリル・スルタノフ氏が私費を投じて作った日本人抑留者記念館もある。合わせて見学したい。

3位 イチャン・カラ

イチャン・カラはヒヴァ市内にある城壁に囲まれた場所で、18世紀にイランからの侵攻で破壊された後、再建された城壁と市街地がそのまま保存されている。

 

ソビエト時代には博物館都市とも呼ばれ、1991年に世界遺産に登録され観光地になっている。

 

ヒヴァは、ノアの方舟を一緒に作った息子のセムが都市の建設に関わったという話もある歴史のある街で、かつてはシルクロードの重要拠点として栄えていた都市だ。

 

城内にはヒヴァの伝統工芸である木彫りの装飾と青のタイルで美しく飾られたタシュ・ハウリ宮殿や高くそびえるミナレットなど美しい建築物にあふれている。18世紀と言えば、日本では江戸時代。

 

朝早く起きて誰もいない町を散策すると300年前にタイムスリップしてきたかのような感覚におそわれる。